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About urology
「泌尿器科」と聞いてピンとこない方もいらっしゃるかと思います。簡単に言うと、尿の通り道(尿路といいます)や性器(特に男性)に何らかの異常がある際に担当する診療科です。泌尿器科の病気には、排尿に関するお困りごとや、尿管結石などに代表される痛み、陰嚢が腫れてきた、などの自覚症状を伴うものから、知らないうちに発症・進行してしまうものまで、非常に多岐にわたります。自覚症状がある場合はもちろん、検診や他の病気の検査で偶然尿路に異常が見つかったといった方は、是非一度泌尿器科に相談されることをお勧めします。当院では、別ページに掲載している様な各種機器を揃えており、必要に応じた検査を行います。しかし、中には当院で診断に至らないケースもあります。その場合、近隣の総合病院と連携し、患者さんが不利益を被ることの無いよう対応をしていきます。泌尿器科でよくみられる症状についても別にまとめています。当てはまるものがある方は、専門的な検査を必要としたり、治療によって改善する場合があります。この機会にチェックしてみましょう。
泌尿器科でよくみられる症状を簡単にまとめました。また、各症状の原因となりやすい疾患についても、一部挙げて概要を書いていますので、参考にしてみてください。
尿の通り道(腎臓→尿管→膀胱→尿道(性器))のどこかから出血すると、尿に血が混じり血尿となります。突然血尿が出ると、ビックリすると思います。血尿の原因は多岐にわたりますが、そのほとんどは何らかの病気です。原因によっては一時的な出血にとどまり、受診が遅れてしまう可能性もあるので、血尿がみられた際は早めに泌尿器科を受診しましょう。
膀胱や尿道がなんらかの原因で炎症(身体が様々な刺激に対して行う防御反応)をおこしたり、傷ついてしまうことで排尿時の痛みを感じます。中でも細菌などの感染に伴うものが多く、頻尿・残尿感・血尿などが同時にみられる場合もあります。
原因として多いのは、膀胱炎などの尿路感染によって尿中に細菌や白血球・膿が混じることで生じるケースです。その他にも、蛋白や血液、精液が混じって濁ることもあります。排尿時の痛みと同様、頻尿・残尿感・血尿などが合併することもあります。
前触れなく突然する、身の置き所のないような激しい背中の痛みは、尿管結石を強く疑うサインです。また、何らかの原因で尿管の尿の流れが悪くなって腎臓が腫れたり(水腎症)、腎臓の細菌感染(腎盂腎炎)を起こした場合にも、重苦しい感じの背中の痛みを伴います。いずれの場合も、時に重症化することがあるため注意が必要です。
排尿に関する症状には、膀胱の排尿時の収縮力と、尿道の尿の通りやすさが大きくかかわってきます。これらの症状の原因は、膀胱の機能が落ち収縮力が弱くなっているか、尿道が細く狭くなっているか、その両方です。そうなる原因はいろいろありますが、いわゆる加齢に伴って進行性に排尿機能が低下していきます。
頻尿の回数は「1日8回以上」、夜間頻尿の回数は「就寝中に1回以上」と定義されています。ただ、トイレが近いと感じる回数は人によって様々で、8回で多いと思う人もいれば、15回行ってもこんなものと思う人もいるかもしれません。「トイレの回数が多くて嫌だなぁ、困るなぁ」と思った時が泌尿器科の受診を考える時です。頻尿は、多尿(単純に1日の総尿量が多い)の場合を除いて、1回の排尿量が少なくなることで起こります。例えば、1日1500mlの尿が出るとして、1回に300ml出る人の排尿回数は5回ですが、1回100mlしか出ない人は15回トイレに行くことになります。1回排尿量が少なくなるのは、膀胱に十分尿は溜まるがそれを出す機能に問題がある場合(排出障害)と、尿を出す機能には問題ないが膀胱に十分な尿を溜めることができない場合(畜尿障害)に分けられます。また、頻尿には慢性的な病気によって徐々に生じる場合と、膀胱炎などの急性の病気によって突然生じる場合があります。一口に頻尿といっても、その原因・状態によって治療法は様々です。
急に強い尿意が生じて、排尿が我慢できず、トイレに行く前に漏れてしまう。そういった尿漏れを「切迫性尿失禁」といいます。一言でいうと、膀胱が敏感になっている状態です。こうなると、「いつトイレに行きたくなるかわからない、近くにトイレがなかったらどうしよう」とトイレのことばかり気になって、それが逆に尿意を催す悪循環となったり、旅行に行きたいのに行けない・外出を控えるなど、生活に支障をきたすことになります。
こういった尿漏れを「腹圧性尿失禁」といいます。男性にも見られますが、女性に多い症状です。尿道を締めておく筋肉(尿道括約筋)が緩んでしまったり、膀胱や尿道を支える骨盤の筋肉(骨盤底筋)が緩むことで起こります。その原因としては、加齢、肥満、便秘、下腹部の手術歴、男性では前立腺がんの全摘手術、女性の場合は妊娠・出産など様々です。
陰嚢の腫れが見られる場合、まず大事なことは「痛みを伴うかどうか」です。痛みを伴わない場合、陰嚢内に水が溜まっているケースが多く見られ、これは良性の病気です。ただ、稀に精巣に腫瘍ができていることもあります。陰嚢内に硬いしこりを触れるときは注意が必要です。また、痛みを伴う場合は、精巣に細菌感染を起こしていることがあり、しばしば発熱を伴います。さらには、精巣が陰嚢内で回転して捻じれ、精巣の血流障害を起こし時間が経つと精巣が腐ってしまう「精索捻転」という病気もあります。これは発症してから捻じれを戻すまでの時間が勝負です。陰嚢の痛みがある際は躊躇せず受診をすることが重要です。
女性は身体の構造上、骨盤内臓器が下がってくるとそれがこぶの様に陰部に出てくることがあります。これは尿漏れの欄でも記載しましたが、加齢、肥満、妊娠・出産などにより骨盤内の臓器を支える骨盤底筋が弱ってしまうことで起こります。程度によっては排尿困難・尿失禁・さらにはしこりが下着などに擦れて出血の原因となることもあります。軽度であれば骨盤底筋を鍛える運動を地道に行うことで改善することも多いですが、重度になると手術が必要となってきます。
いわゆる「包茎」です。包茎には、皮をむけば亀頭が確認できる仮性包茎と、皮が剥けず亀頭が確認できない真性包茎があります。小さい頃はほとんどのお子さんが仮性包茎の状態で、成長とともに段々とむけてくることが多いため、自覚症状がなければ経過観察を行います。ただ、包茎によって包皮の炎症(亀頭包皮炎)を起こしたり、尿が出ず包皮が風船のように膨らむ、尿が出にくいなどの症状があれば治療が必要です。
包皮に炎症を起こすと赤く腫れ、多くは細菌感染に伴うものです。包茎のお子さんに発症しやすい傾向にあります。抗生剤入りの軟膏や、抗生剤の内服で治療を行います。包茎のお子さんで繰り返す場合は、包茎の治療の検討が必要となります。
5歳以上になっても、月1回以上の夜尿が少なくとも3か月以上続く状態を「夜尿症」と定義されます。子供の排尿機能の発達の度合いには個人差が大きく影響し、5歳で15%ほど見られますが、成長とともに改善し、小学校卒業時には1-2%まで減少します。原因や程度によって、生活指導や行動療法、必要に応じて内服治療を行います。お子さんのおねしょを心配される保護者の方は多いと思いますので、一度泌尿器科へ相談してみてください。
Day examination・surgery
当院では、前立腺がんの診断に必要な組織検査である「前立腺生検」を日帰りで行うことができます。詳細については下記をご参照ください。今後、日帰りで行うことが可能な手術についても、随時導入を検討していきたいと思います。
前立腺にがんがあるかどうかを、細胞レベルで調べる検査です。血液検査(PSA)や各種画像検査(エコー・MRIなど)でがんが疑われる方は、生検を行って初めてその存在の有無がわかります。前立腺は骨盤に囲まれた場所にあり、上には膀胱・後ろには直腸があります。検査方法は、肛門から専用のエコーを挿入し、直腸の中から前立腺を映し出し、全体的にまんべんなく、通常計12ヵ所針を刺して組織を採取します(図参照)。5分ほどで終わる検査のため、麻酔なしでも行うことはできます。緊張感や痛みへの不安がある方は、麻酔を行い痛みを抑えたり、検査中眠っていただくことも可能です。
前日までに生検についての説明と、簡単な全身の検査を行います。内服中の薬の内容によっては、検査を行うことが難しい場合があります。
Private medical care
医療行為には大きく分けて「保険診療」と「自由診療」があります。保険診療は公的医療保険制度で各医療行為に対する医療費が決められており、その一部を年齢や収入に応じて患者さんが負担します。対して自由診療は、各医療機関が独自に医療費を設定しており、患者さんがその費用を全額負担します。当院では自由診療として、勃起不全(ED)と男性型脱毛症(AGA)に対する治療を行います。
EDは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態」と定義され、勃起の機能不全を現す英語「Erectile Disfunction」の略語です。EDの原因は次の様に分けられます。
加齢による身体機能の低下や、生活習慣病による血流障害・神経障害などの影響で起こります
精神的な影響によるもので、仕事や家庭でのストレスや、性行為時の過度の不安やプレッシャーが原因になり得ます
抗うつ薬や睡眠薬などの薬剤の副作用が原因でEDとなる場合があります
前述の原因が重複してEDとなるケースです
治療法として、食事や運動・睡眠・ストレス・飲酒・喫煙といった生活習慣に気を付けることでEDが改善するケースもあります。ただ、それで十分な勃起が得られない場合は、勃起力を高める内服薬を服用することとなります。初診時は、まず一般的な問診票と勃起不全に対する質問票をご記入いただき、患者さんの病歴や内服薬、勃起不全の状態を確認します。その後医師が診察を行い、服用の際の注意点や副作用について説明した上で、希望される方には治療薬の処方を行います。処方は院内で行い、医師が直接お渡しします。
ED治療薬は血圧が下がるなどの副作用が出ることがあり、狭心症や心筋梗塞といった心疾患のある方、ニトログリセリン(硝酸剤)などの内服をしている方は処方することができません。
AGAとはAndrogenetic Alopesiaの略語で、日本語では男性型脱毛症といい、額の生え際や頭頂部の薄毛が進行する病気です。AGAの発症には男性ホルモンが関与することが明らかになってきました。男性ホルモンの1つであるテストステロンは、毛根にある5-α還元酵素阻害薬という酵素によって、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換されます。このDHTが男性ホルモン受容体と結合すると、髪の細胞の増殖を抑制する物質が放出されます。そうすると、髪の成長期が短くなってしまい、だんだんと髪が細くなり、長くなる前に抜けてしまい薄毛が進行していきます。
AGAの治療には、この5-α還元酵素阻害薬の働きを阻害するお薬を使用します。それにより、DHTの産生が抑えられ、髪の成長期を長くし、脱毛を抑えることができます。それに加え、育毛剤としても知られているミノキシジルという外用薬を使用することで、髪の成長を促す効果があるといわれています。
AGAの治療には根気が必要です。即効性があるものではなく、効果が出てくるまでに3-6ヶ月以上が必要といわれています。また、治療を終了するとそこからまたAGAが進行していくこともご理解ください。焦らずにじっくりと治療をすることが重要となります。
初診時にお薬を処方した際はお薬代に加えて初診料2000円、再診時は都度再診料1000円となります。初診時カウンセリングのみとなった場合、初診料はいただきません。
AGAの治療には以下のような副作用が出ることがまれにあります。また、前立腺がんの検診などで測定されるPSAが、5-α還元酵素阻害薬を内服すると1/2程度の数値に下がることが知られています(これは見かけ上低下するだけで、前立腺がんの可能性が低くなるわけではありません)ので注意が必要です。
前立腺は男性特有の臓器で、膀胱の下にあり尿道を取り囲むようにあります。前立腺は加齢とともに徐々に肥大し、尿道を圧迫します。これにより頻尿、尿勢低下、排尿困難感、残尿感、尿意切迫感(急に生じる我慢できない強い尿意)といった症状が見られ、肥大の仕方・程度によって様々です。この状態を放っておくと、慢性的な排尿障害から膀胱に負担がかかり、膀胱機能が徐々に低下し、人工的な排尿管理が必要となることもあります。まずは内服薬での治療を行いますが、症状の改善に満足できない場合や、客観的にみて排尿状態が悪い場合は、手術を検討することとなります。
神経障害によって膀胱機能が低下した状態であり、専門的には様々な分類がありますが、多くは膀胱機能が低下し排尿に問題が生じるケースです。原因として、加齢、慢性的な排尿障害による膀胱への長期間の負荷、糖尿病や脳卒中・脊椎疾患による神経障害などが挙げられます。膀胱は機能低下すると再度改善することはなく、弱り切ってしまうと最終的に人工的な排尿管理を要することになります。そのため、排尿状態を改善し、膀胱機能の更なる低下をきたさないことが重要となります。
過活動膀胱とは「尿意切迫感を必須とした症状症候群であり、通常、頻尿、夜間頻尿を伴うが、尿失禁の有無は問わない」と定義されています。簡単に言うと、急に生じる我慢できないような強い尿意を感じる状態で、多くは頻尿を伴い、実際に尿失禁がみられることもあります。過活動膀胱自体が病気というより、様々な病気の結果尿意切迫感を生じた状態ととらえられます。生活の質(QOL)への影響が大きく、お困りの方は泌尿器科への相談をお勧めします。
細菌などの病原体が尿中に入り込み、そこで感染を起こすことで発症します。侵入経路はいくつかありますが、最も多いのは尿道からの侵入(逆行性感染)です。女性は身体の構造上、菌が侵入しやすいため、起こりやすくなります。症状に合わせて各種検査を行います。尿路感染症には以下のようなものがあります。抗生物質での治療を行い、程度によって内服薬や点滴薬を使い分けて行います。まれに菌が全身に回ってしまい、重症となることもあります。疲れやストレス、内服薬の影響などで免疫力が低下したり、水分摂取量が少なかったり、陰部の清潔が保持できていないと起こりやすくなりますので注意しましょう。
排尿時痛、下腹部違和感、頻尿、残尿感、血尿など (発熱はほとんど見られません)
抗生物質(主に内服)がよく効けば2-3日で症状は落ち着きます。
発熱、背部違和感、背部叩打痛、吐き気・嘔吐など
点滴の抗生剤での治療、入院での治療が必要となることもあります。
発熱、排尿時痛、下腹部違和感、頻尿、排尿困難、血尿など
背景に排尿障害があると起こりやすくなります。前立腺は抗生物質が届きづらく、2週間以上の治療が必要となる場合もあります。
発熱、陰嚢の痛みや腫れ・赤みなど
抗生物質での治療を行いますが、前立腺炎と同様、治療が長引くこともあります。
性行為を介して感染する病気の総称です。不特定多数の方との性行為やコンドームを使用しない性行為、風俗店の利用などで感染するリスクが高くなります。病気や男女差によって症状は様々で、無症状のまま進行してしまう場合もあります。無自覚に感染を広げてしまったり、パートナーと互いに繰り返し感染させてしまう可能性もあるため、パートナーがいる方はご自身と一緒に検査を受けていただくことが重要です。
性感染症の中で最も頻度の多いものです。男性では2週間程度の潜伏期の後、軽い尿道のかゆみ・痛みなどが現れますが、無症状のこともあります。女性の場合、自覚症状なく経過することが一般的ですが、子宮頸管炎 、子宮内膜炎、卵管炎、肝周囲炎など広範囲の炎症を引き起こすことがあります。また、子宮外妊娠や不妊、流産、早産などの原因にもなるため、注意が必要です。
男性では3-7日の潜伏期を経て尿道炎を引き起こします。クラミジアに比べて症状が強く、強い尿道痛や排尿を認めるケースが多くみられます。抗生剤での治療を行います。女性では無症状のことも多いため、男性が治療していったん治癒しても、パートナーとの性交渉で繰り返し感染することもあります。
梅毒トレポネーマの感染で発症する病気で、最近は感染者が増加傾向にあります。梅毒には1~4期の段階があります。早期に発見し、抗生物質(ペニシリン)でしっかりと治療をすれば完治が期待できます。
第1期:陰部など感染した部位にしこりや潰瘍、鼠経リンパ節の腫大などがみられ、2~3週間で症状がなくなります。
第2期(感染から数か月後):全身の発疹や発熱、脱毛などがみられ、3年程度で自然に症状がなくなります。通常はこの時点までに発見されるため、第3期以降の症状を起こすことはまれです。
3、4期(感染から数年後):特有のゴム腫が体表面や肝臓・大動脈など様々な箇所に生じ、次第に腫瘍が多臓器に広がって脳や神経も侵されていきます。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって発症します。肛門周辺や外陰部にざらざらしたイボ状のできものができ、カリフラワーの様に大きくなることもあります。軟膏での治療や、手術などで除去することもあります。
前立腺がんは加齢とともにそのリスクが高くなり、高齢化によって男性で最も多いがんになりました。特に60歳以上に多くみられますが、40-50代で診断されることもまれにあります。進行するまで自覚症状が現れることはほとんどなく、検診などでの腫瘍マーカー(PSA)の異常をきっかけに医療機関を受診し、診断に至ることが多くなっています。治療としては手術・放射線治療・ホルモン治療などありますが、年齢や進行度・悪性度によっては治療をせずに経過観察を行う場合もあります。また、初期の段階で適切な治療を行えば、高い確率で根治が期待できるがんでもあり、早期発見が重要です。50歳を超えたら、一度PSAを測定してみましょう。
尿の通り道(腎盂・尿管・膀胱)の内側の壁は「尿路上皮」という細胞で覆われています。その尿路上皮から発生するがんを尿路上皮癌といいます。腎盂がん、尿管がん、膀胱がんに細分化され、その中でも膀胱がんの頻度が最も高くなっています。血尿をきっかけに発見されることが多く、日常生活の中ではタバコは発症リスクを高める原因です。尿路上皮癌はいろんな場所に多発しやすい、再発しやすいという性質を持つため、初期の段階で診断治療することが非常に重要になります。ここでは膀胱がんについてもう少し説明します。
膀胱内の尿路上皮から発生するがんで、症状には血尿、頻尿、尿意切迫感、排尿時痛などがありますが、初期には無症状のことも多く、エコー検査などで偶然見つかることもあります。尿中の細胞検査や内視鏡検査、CT・MRIなどの画像検査で診断し、最初の治療としては尿道からの内視鏡を使用した腫瘍切除術を行います。内視鏡手術で切除できればいいですが、更に治療が必要になることもあります。繰り返しになりますが、早期発見が非常に大切ですので、血尿を認める際にはぜひ泌尿器科の受診をお願いします。
尿路結石とは、尿の通り道にできる石のことで、結石の存在する場所により腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼びます。尿の中に含まれる成分が通常腎臓の中で結晶となって固まり、徐々に石のような塊になります。成分によって細分化され、結石ができる原因は水分摂取不足、運動不足、食生活(塩分・シュウ酸・動物性たんぱく質・プリン体の過剰摂取、カルシウム摂取不足)、慢性的な尿路感染、遺伝などが挙げられます。膀胱結石の場合、多くは慢性的な尿路感染により形成される比較的柔らかい結石です。結石が腎臓にあるうちはあまり症状は出ませんが、ある時尿管に落下してくると症状が生じます。突然起こる激しい背中の痛み(七転八倒するような痛み)が特徴的で、ほかに血尿が出たり、結石が尿管の下の方や膀胱内にある際は、排尿時痛や残尿感・頻尿などがみられることもあります。結石が小さければ自然と落下し、尿と一緒に体外へ排出されることが期待できますが、排出困難な大きさの場合は、体外衝撃波や内視鏡手術で破砕・摘出する治療があります。
細菌などの病原体が尿中に入り込み、そこで感染を起こすことで発症します。侵入経路はいくつかありますが、最も多いのは尿道からの侵入(逆行性感染)です。女性は身体の構造上、菌が侵入しやすいため、起こりやすくなります。症状に合わせて各種検査を行います。尿路感染症には以下のようなものがあります。抗生物質での治療を行い、程度によって内服薬や点滴薬を使い分けて行います。まれに菌が全身に回ってしまい、重症となることもあります。疲れやストレス、内服薬の影響などで免疫力が低下したり、水分摂取量が少なかったり、陰部の清潔が保持できていないと起こりやすくなりますので注意しましょう。
排尿時痛、下腹部違和感、頻尿、残尿感、血尿など (発熱はほとんど見られません)
抗生物質(主に内服)がよく効けば2-3日で症状は落ち着きます。
細菌などの病原体が尿中に入り込み、そこで感染を起こすことで発症します。侵入経路はいくつかありますが、最も多いのは尿道からの侵入(逆行性感染)です。女性は身体の構造上、菌が侵入しやすいため、起こりやすくなります。症状に合わせて各種検査を行います。尿路感染症には以下のようなものがあります。抗生物質での治療を行い、程度によって内服薬や点滴薬を使い分けて行います。まれに菌が全身に回ってしまい、重症となることもあります。疲れやストレス、内服薬の影響などで免疫力が低下したり、水分摂取量が少なかったり、陰部の清潔が保持できていないと起こりやすくなりますので注意しましょう。
発熱、背部違和感、背部叩打痛、吐き気・嘔吐など
点滴の抗生剤での治療、入院での治療が必要となることもあります。
細菌などの病原体が尿中に入り込み、そこで感染を起こすことで発症します。侵入経路はいくつかありますが、最も多いのは尿道からの侵入(逆行性感染)です。女性は身体の構造上、菌が侵入しやすいため、起こりやすくなります。症状に合わせて各種検査を行います。尿路感染症には以下のようなものがあります。抗生物質での治療を行い、程度によって内服薬や点滴薬を使い分けて行います。まれに菌が全身に回ってしまい、重症となることもあります。疲れやストレス、内服薬の影響などで免疫力が低下したり、水分摂取量が少なかったり、陰部の清潔が保持できていないと起こりやすくなりますので注意しましょう。
発熱、陰嚢の痛みや腫れ・赤みなど
抗生物質での治療を行いますが、前立腺炎と同様、治療が長引くこともあります。